はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

呼吸

 呼吸浅い人多いですね、特にこの時期は花粉などで呼吸しづらくなりますからね。

呼吸って生きてる間ずっと行われる生理的な働きなので呼吸が変わると体も変化します。

 

呼吸が浅いと肺で酸素がうまく取り込まれないので体が軽い酸欠状態になり筋肉が硬くなり、交感神経も優位になるので副交感神経に切り替わりづらくなるため体が休まらなくなります。

体が酸欠になると血流も悪くなるは、休んでも疲れが取れないはで体にとっては何一ついい事はありません。

 

呼吸が浅くなる原因としては姿勢の悪さや同じ姿勢での長時間の作業、あとは運動不足などもあります。

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1番の原因は背中が丸まって顎が肩より前にでる姿勢です、この姿勢になるとお腹が潰れてしまい横隔膜の動きが制限され首肩にある筋肉が引き伸ばされ緊張が強くなり胸郭の動きを悪くする事で呼吸が浅くなります。

 

呼吸は横隔膜を上下させる事で腹部で大きい呼吸をする腹式呼吸と肋骨を広げたり縮める事で呼吸をする胸式呼吸あります。

首や肩周りの筋肉が硬い人はお腹が固く肋骨も動いていない為、首や肩にある呼吸を補助する筋肉で呼吸をしようとするせいで呼吸が浅くなります。

腹式呼吸と胸式呼吸の両方ごできるとだいぶ体が楽になります。

 

まずは深い呼吸を意識していただきたいのですが長い時間深呼吸を続けるのは難しいです。

なので先ずは息を吐き切る事を意識してみて下さい、息を全て吐き切れば勝手に空気が入ってきます。

 

それに加えて首や肩のストレッチを行うのがオススメです。

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まず後ろで手を組んで下さい。

組んだ手を背中から離すように動かすと肩甲骨が内側に寄り肩が上に挙がります。

その状態で頭を後ろに倒しましょう。

そうすると首の後ろ側と肩周りの筋肉が縮み首の前側や胸周りが伸びるのでこのまま10秒ほど深呼吸を行いながらキープします。

10秒キープしたら脱力して手を下ろしましょう。

 

今度は首の後ろや背中を引き伸ばすストレッチです。

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頭の後ろで手を組んでゆっくり頭を前に倒していきます。

その際に背中も少し丸めると首から背中が伸びるのがわかると思います。

その状態で10秒深呼吸しながらキープします。

 

この2つのストレッチを交互に3回程度行いましょう。

 

首肩周りのストレッチを行うと呼吸がしやすいなりますし、肩こりや頭痛にも効果的です。

首肩の血流が良くなると鼻の通りも良くなるので花粉症の方も行ってみてください。

 

あとは朝起きたら、お昼休み、夜寝る前に姿勢を整えて息を吐き切る深呼吸を5回くらい行って慣れてきたら回数を増やしましょう、ストレッチも組み合わせると更に効果が上がるので行ってみて下さい!

 

 

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