サラダ油ってなんだよ
サラダ油はサラダからできた油ではありません。
サラダ油は菜種・大豆・ゴマ・紅花・ひまわり・米・とうもろこし・落花生などから抽出された油のことを言います。
サラダ油と言われるのは昔欧米ではサラダを食べる時にオイルを使ったドレッシングで生野菜を食べていて日本にはそういった文化が無かった為、サラダなどの生野菜に合う油の開発をしてサラダ油として発売したと言う事が始まりらしいです。
低温でも固まらず冷蔵庫で冷やしてもドレッシングに使えるようにした油の事をサラダ油と呼びます。
サラダ油に良く使われるのが菜種や大豆です、これらから油を抽出する際に原料を一度に大量に溶かす為に溶剤を使いその後高温の熱を加えて溶剤を気化する抽出法が使われていて溶媒抽出法といいます。
この溶媒抽出法は途中で油を高温処理するのでその際にトランス脂肪酸が発生します、トランス脂肪酸は水素添加された植物油の事です。
バターにも天然のトランス脂肪酸は含まれていますが人工的なトランス脂肪酸はマーガリンやショートニング、ファストスプレッドなどに多く含まれています。
人工的なトランス脂肪酸は善玉コレステロールを減らして悪玉コレステロールを増やし細胞の炎症を悪化させてしまいます。
それに加えて高温処理されると油自体のビタミンや栄養が無くなってしまいます。
なのでサラダ油の取り過ぎには注意が必要です。
そこで油を買う時は抽出法をみて下さい、低温圧搾やコールドプレス法と書かれている油には溶剤を使用しておらず高温処理も行われていないので油自体の栄養素が失われていません。
揚げ物などで大量に油を使う時以外はコールドプレス法のエクストラバージンオイル(一番搾り)のオリーブオイルなどがオススメです。