はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

生理痛とオメガ3

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生理痛で悩まれている女性も多いと思います。

生理痛って月経の際に子宮内膜が剥がれてその際に出血も起こり、体外に血液と内膜を排出する為にプロスタグランジンと言う物質が働き子宮を収縮させ体外に排出する助けをしてくれます

 

そのプロスタグランジンは発痛物質でもあるので月経の際に痛みが生じます

生理痛は人によって様々ですが現代人は身体が冷えてる人が多く血行が悪いので経血が外に出づらくなっています、するとプロスタグランジンが過剰に働いてしまい酷い痛みを引き起こします

 

なので先ずは身体を冷やさないのが大事です、特に冷えは末端の足から起こってくるので足と下腹部は冷やさない様に気をつけましょう。

 

あと子宮内膜が剥がれる際に出血するのでその部分の炎症が強いと痛みが酷くなります、その炎症を酷くしている1つがオメガ6と言われる油です。

 

オメガ6の油に代表されるのがサラダ油です、他にもコーン油や大豆油があります。

オメガ6は身体の炎症を強くしてしまうので摂りすぎると痛みや痒みが出やすくなります

 

なのでオメガ3と呼ばれるエゴマ油や亜麻仁油・チアシードオイル・サバやイワシなどの魚などを摂りましょう、オメガ3はほとんどの現代人に不足していると言われているので積極的に摂取して下さい。

オメガ3には炎症を抑える働きと細胞膜を柔らかくしてくれます

ただオメガ3は熱に弱く酸化するのも早いので、開封したら早めに使いサラダなどにかけて食べるのがオススメです。

 

オメガ6もホルモンを作るのに必要なものではあるのですが摂り過ぎてしまうのが問題なので、オメガ3とオメガ6の割合が1:1から1:3位になる様に取るのが良いと言われています。

 

人間の細胞を包む膜は油でできています、ホルモンなどもコレステロールなどの油が元となって作られています。

コレステロールと言うと悪いイメージがあるかもしれませんが人間が生きていくにはある程度は必要です。

 

生理痛だけでなく身体に慢性的な痛みや痒みなどの炎症がある方はオメガ3の油が足りていなかったりオメガ6の油を摂りすぎる可能性があります。

なので先ずは身体を冷やさない事とオメガ3のえごま油や亜麻仁油を多く取り、オメガ6の油を減らす事を心がけましょう。

 

 

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