はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

合谷

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東洋医学に詳しくない方でも合谷は聞いた事ある方が多いと思います。

合谷は手の甲側の親指と人差し指の付け根の間で凹んでいる所にあります、今言ったように母指と示指が合う所で指を開いた時の形が深い谷のように見えることから合谷と呼ばれる様になりました。

万能穴と呼ばれる合谷は色々な症状の時に役に立ちます。

肩こりを始め頭痛・高血圧・歯の痛み・消化器疾患・面疔・風邪・花粉症など症状に効果があり合谷は体内の熱を冷まし、体表の邪気を取り除き気の巡りを改善して痛みを止めると言われています。

合谷は大腸との繋がりが強いツボです、大腸は消化吸収だけではなく第二の脳と言われるほど様々な働きがあります。

特に腸内細菌の働きが重要で善玉菌はビタミンの合成・消化吸収の補助・免疫力を高めるなどがあります、便秘などで腸の働きが悪く悪玉菌が増えると病気の引き金になります。

合谷は大腸との繋がりだけでなく筋膜の繋がりでも呼吸を補助している小胸筋などとも繋がっています。

姿勢が悪くなると小胸筋などの呼吸を補助している筋肉が固まってしまい呼吸が浅くなると酸素が上手く身体に行き渡らなくなるので慢性疲労や肩こり・頭痛に繋がります。

このように重要な臓器と筋肉との繋がりがある為に合谷は万能穴と呼ばれています。

なので何かしらの不調が身体に現れたらまずは合谷を刺激してみましょう!

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