足三里
合谷に次いで有名なのが足三里ですね。
膝のお皿の外側から指4本分下にあり、前脛骨筋の上にあります。
足三里の里は集まるや通ずるという意味があり、三は膝下3寸を指していて足三里が胃の気が集まることから足三里とつけられました。
足三里は胃の機能を改善し上がった気を下ろしてくれる作用があります、なので胃痛・嘔吐・下痢・食欲不振などの消化器疾患に多く利用されています。
ここにお灸をすると健康が保たれ寿命が伸びると言われたことから長寿の灸と呼ばれたり、松尾芭蕉の奥の細道でも足三里が出てくるほどのツボです。
足の疲れや胃の疲れをとる効果があるので松尾芭蕉の様な長旅をする人にはとても大事なツボになります。
足三里がある前脛骨筋は太腿の筋肉である大腿四頭筋や腹直筋とも筋膜で繋がっています。
大腿四頭筋は人体で1番大きい筋肉と言われています、この筋肉が弱くなってしまうと足が上がらなくなり躓きやすくなったり身体全体の代謝が低下してしまうので体が冷えたり疲れやすくなります。
腹直筋が硬くなると背中が丸くなり猫背になります、そうなると内臓が圧迫されて本来の機能が発揮されなくなったり横隔膜膜も硬くなるので呼吸が浅くなり疲れやすくなってしまいます。
この様に重要な筋肉と繋がっている事からも足三里は重要なツボだとも言えます。
足の疲れやむくみ、胃の不調がある方は是非足三里を刺激してみてください!