はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

太陽神経叢

以前足つぼの所で足裏に唯一あるツボの湧泉の場所が太陽神経叢と呼ばれる場所の反射点だとご紹介しました、今回は太陽神経叢を少し詳しく紹介していきます。

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太陽神経叢はみぞおち辺りにあり、横隔膜の真下で心臓の下から胃の裏側にかけて広がる神経細胞の集まりのことを言います。

ここは自律神経をコントロールしていて胃腸・肝臓・膵臓脾臓・胆嚢などの消化器がきちんと働く様に調整しています。

 

では足と手にある太陽神経叢の反射点を確認してみましょう。

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足の指を曲げた時にできる足裏のシワが1番窪んでいる所に湧泉があります、丁度その部分が太陽神経叢の反射点となります。

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手のひらのど真ん中にも太陽神経叢の反射があります、ここは労宮と呼ばれるツボもあります。

 

みぞおちが硬くなっていると太陽神経叢もうまく働らいていない証なので、みぞおちが硬くなっていないか確かめてみましょう。

まずはみぞおちを軽く押してみて下さい、もし軽く押しただけでも痛みや違和感が出る様なら自律神経が乱れていたり内臓に疲労が溜まっているかもしれません。

もしみぞおちに痛みや違和感がある方は労宮や湧泉にも痛みや違和感があるはずです。

なのでまずは手足にあるツボこ湧泉と労宮を痛気持ちいいくらいに揉みほぐしましょう。

湧泉と労宮をある程度刺激したらもう一度みぞおちを触ってみましょう、痛みや違和感が少しは軽くなると思います。

 

更にみぞおちを緩めるには直接みぞおちに指を当てて深呼吸をして下さい、座りながら行います。

深呼吸で息を吐く時に軽くみぞおちを圧迫します、この時少し身体を丸めるとみぞおちが緩みやすくなるので背中を丸めながら息を吐いてみぞおちを圧迫しましょう。

息を吸う際に姿勢を真っ直ぐに戻します、息を吸う時はみぞおちは押さなくていいです。

 

息を吐く時にがみぞおちを圧迫しながら背中を丸め、息を吸う時はみぞおちを圧迫せずに姿勢を真っ直ぐに戻します。

この深呼吸を10回前後繰り返すとだいぶみぞおちの痛みや違和感が和らぐと思います。

 

みぞおちが硬くなると自律神経が乱れるだけでなく呼吸も浅くなるので回復力が低下して身体が疲れやすくもなります。

なのでまずは手足のツボである労宮と湧泉を刺激しましょう、その後みぞおちを深呼吸しながら緩めて下さい。

 

自律神経はストレスや過労で乱れやすいので、ストレスを感じたらみぞおちや労宮・湧泉を刺激して身体が硬くならない様にしましょう!

 

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