はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

口内炎

f:id:shogundayo:20200501205151j:image

口内炎にも色々と種類がありますが一般的に多く見られるのが「アフタ性口内炎」と言われるもので、表面が白か黄色でその周りが赤くなっているものです。

 

口内炎の原因はハッキリとはわかっていないそうですが、ストレスや疲れによる免疫力の低下・睡眠不足・栄養不足などが原因として考えられています。

 

特にビタミンB2・B6とビタミンCが不足する事で口内炎ができやすくなります

ビタミンB2は口周りの皮膚や粘膜の保護や肌の炎症を抑えエネルギーの再生や代謝を促進しています。

ビタミンB2を多く含む食材はブロッコリー・うなぎ・納豆・レバーです。

 

ビタミンB6は皮膚や粘膜の強化と炎症を抑える働きがあり、ササミ・大豆・マグロに多く含まれています。

 

ビタミンCは傷や炎症を治して免疫力を高め、レモン・イチゴ・ピーマンなどに多く含まれています。

 

これらの栄養が不足すると口の周りの皮膚や粘膜が弱くなり口内炎になりやすくなってしまいます、なので栄養が偏らないように食事をしましょう。

 

栄養の偏り以外にも口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり口の中の免疫力が低下するので、こまめな水分補給を心がけるのと唾液の分泌量が増えるようにガムを噛んだり食事はよく噛んで食べる事を意識しましょう。

 

その他にもストレスを感じる生活習慣を送っていると口内炎の発症率が約3倍にも増えることがわかっています。

ストレスが原因で口内炎が起こる事もあるので十分に休養をとってストレスを発散する事もとても大事です。

 

 

 

口内炎東洋医学的に診ると、身体の熱が過剰になり熱邪となって口の中を刺激して生じるものが口内炎です。

特に刺激物や味の濃いもの・脂っこいものばかり食べていると過剰な熱を作り出し口内炎となります、暴飲暴食で出来る口内炎は熱が強いので赤く腫れ上がります。

他にはストレスや激しい感情の起伏で「肝」の機能が悪くなると過剰な熱が生じたり、身体の水分量が少なく乾燥しているとあまり赤くない口内炎が繰り返し出来ます。

 

そんな口内炎に効果があるツボが2つあります。

 

f:id:shogundayo:20200501215843j:image

ひとつ目は労宮と言われる手のひらを握った際に中指が当たるところです。

ほぼ手のひらの中央ですが厳密には手のひらの人差し指と中指の間にあります。

 

f:id:shogundayo:20200501213957j:image

ふたつ目は顎にある牽正です、耳たぶの下を通る水平線ともみ上げから下へ引いた垂線の交わる部分です。

 

この2つのツボは身体の熱を取り除き精神を安定させる効果があるので、口内炎だけでなくストレスが溜まっている方や顔にニキビが出来やすい人にもオススメです。

 

口内炎が出来やすい方は是非この2つのツボをマッサージして下さい。

 

口内炎ができないようにするには規則正しいバランスの取れた食事を摂る・ストレスを溜めない・しっかりと睡眠を取る事が重要です

もし口内炎が出来た場合はツボをマッサージしましょう。

 

ですが口内炎が繰り返し続く・同じ部位に長期間にわたって口内炎がある・食事ができない程の強い痛み・熱など全身症状がみられるなどの症状がある方は他の病気の可能性があるので一度病院や専門の医師に相談して下さい。

 

htnsg.jimdofree.com