はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

肝臓

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例年であればお花見や歓迎会などで沢山飲まれてる方が多いと思うので肝臓のお話をさせていただきます。

 

一般的に知られてる肝臓の働きは、アルコールの分解だと思うんですがそれ以外にも沢山の働きがあります。

 

なので代表的なものを挙げていきます。

まず一つ目は身体に吸収された栄養素を利用しやすいように作り変える代謝

二つ目はエネルギー源となるグリコーゲンを肝臓に蓄える貯蔵

三つ目は胆汁の生成で、胆嚢から十二指腸へ分泌さる消化液で脂を乳化させ吸収しやすくする、簡単に言うと油の分解です

四つ目はアルコールなどの有害物質を分解し無害化する解毒、薬の成分も肝臓で分解されます。

といったのが代表的なところです。

 

エネルギーを貯めたり身体に悪いものを分解したり栄養素を作り変えたりと働きっぱなしの肝臓ですので、大量の血液が流れ込み多量の血液を含んでいるため臓器の中では1番重く1.2キロ〜1.5キロくらいあり最も熱を持っている臓器だと言われています。

 

そして肝臓は耐久性があり我慢強いので、機能が10分の1まで落ちても生活できてしまうため沈黙の臓器とも言われています

 

なのでお酒の飲み過ぎや薬の過剰摂取、ストレスなどで肝臓に負担がかかり肝細胞が壊れてもなかなか身体の症状として出ない為、発見が遅れてしまう事が多いそうです。

健康診断の血液検査でGPT、GOT、γ-GTPなどの値が高く出ると肝臓の細胞が壊れて肝細胞の酵素が流れ出てしまっているので要注意です。

 

そうなる前に休肝日を作ったり、ストレスを溜めないなどの対策をしていただくのが良いかと思います。

 

あと肝臓での解毒の際にビタミン・ミネラルや水分を使うのでお酒を飲んだ後はお水を多めに飲み野菜果物でビタミンやミネラル補給も重要です

 

ちなみに東洋医学的にイライラしたりストレスがあると肝臓に負担がかかると言われているので思い当たる方は気をつけて下さい。

 

イライラしたら大声で笑いながら深呼吸しましょう!

 

 

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