はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

鍼灸のメカニズム

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鍼灸治療は腰痛とか肩こりに効果あるらしいと言うことは知られてると思いますが、なぜ効果があるのか知らないと思うので書いていきます。

 

鍼は身体に刺した際に起こる反射や反応を利用しています。

 

身体に炎症がある場所には痛みを抑える為の物質である免疫細胞が存在しています。

その免疫細胞を鍼の刺激によって活性化させて痛みを緩和させます

鍼を刺すことで細胞に小さな傷が付きます、その傷を治す為に免疫細胞を集めて新しい細胞に作り変える作用もあります

 

痛みや障害を受けている脊髄神経と同じ神経支配を受ける皮膚や筋肉に刺激を加える事で、痛みや障害を受けている脊髄神経の痛みを抑えることができます。

 

あとは痛みが慢性になると交感神経が亢進した状態になるので筋肉の緊張が増し痛みを増す悪循環になってしまいます

 

交感神経は自律神経なので自律神経の調整を行うと痛みの軽減されるので自律神経と繋がりの深い筋肉を緩めることで交感神経が抑制され副交感神経が優位になり痛みの軽減につながります

 

なので鍼を刺して副交感神経を優位にすると血管が拡張し血流が良くなるので筋肉の緊張が緩むのと、筋肉の硬い部分に溜まっている痛みを出す物質などを流してくれる効果もあります

 

鍼はこういった身体の反射や反応を利用しているので興味のある方は是非一度受けてみてください。

 

お灸も鍼のメカニズムとだいたい同じです。

 

鍼で長々書いたのでお灸はすごく簡単に説明しますが、お灸の熱刺激によって免疫機能や代謝機能を高めて病気になりにくい身体を作っていくという感じです。

 

お灸に使われているもぐさ自体にも増血作用や止血作用など様々な効果があります。

 

鍼灸治療は鍼やお灸単体の効果だけではなく、ツボと呼ばれる内臓と繋がりのある場所を刺激する事で身体全身のバランスを整えます。

 

お灸は刺激量や使い方を間違えなければ副作用も少なく扱いやすいのでセルフケアにはとてもオススメです。

 

特に今のコロナウィルスが広がっている状況ではお灸などのセルフケアで免疫力を高める事はとても大事なことだと思うので薬局などで売られているお灸で構わないので是非試してみてください!

 

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