はたの鍼灸院のブログ

鍼灸師が身体の事について書きます

縫工筋と膝の痛み

最近運動不足なので暇な時にランニングを始めたのですが、この半年全く運動をしていなかったので走り始めてしばらくすると膝が痛くなります。

今まで膝の怪我とかは全くなく痛みも出た事が無かったのでシンプルにランニングするだけの筋力が無いのかなと考えているのですが走り終えた後に内転筋や縫工筋などの太ももの内側をマッサージすると激痛です。

筋力無い・柔軟性も無いじゃ膝痛くなりますね。

膝や股関節、足首に痛みが出やすい方は太ももの内側が硬い傾向にあります。

その中でも縫工筋と言われる腰骨から膝の内側に向かって斜めに付いている筋肉が重要です。

 

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青くなっているのが縫工筋です、この筋肉は股関節や膝を曲げる時やあぐらをかく時に使われる筋肉です。

縫工筋自体は細長い筋肉なのでどちらかと言えば脇役のような筋肉なのですが、縫工筋にそって大腿動脈・静脈が通っています。

縫工筋が硬くなると大腿動脈・静脈を圧迫して下腿に向かう血流が悪くなる可能性があります、実際に足の冷えのある方は縫工筋の付近を押すとだいぶ痛いと思います。

 

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まず座った状態で片足をあぐらをかきます、腰の前側に上前腸骨棘と言う突起があります。

その突起と恥骨を結んだ線の中央辺りが窪んでいると思います、その窪みから膝の内側に向かって優しく押していきます。

 

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もし窪みが分からなければ太ももの中央が窪んでいる事が多いので太ももの内側の中央を膝に向かって優しく押してください。

ここをしっかりほぐしてあげると脚全体の血流が良くなり暖かくなりますし、膝と股関節の動きもスムーズになると思うので是非行ってみて下さい!

 

 

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