筋膜リリース
筋膜リリースについて詳しく知らなかったので調べてみました。
まず筋膜とは筋肉や筋繊維を包み込んでいる膜の事で浅筋膜・深筋膜・筋外膜・筋周膜・筋内膜の5つがあります。
浅筋膜は皮下組織にあり、深筋膜は全身の筋肉を繋げ全身タイツのような働きをします。
筋外膜は筋肉一つ一つを包み、筋内膜と筋周膜へと繋がっていきます。
筋周膜は筋束を、筋内膜は筋肉繊維一本一本を包み込んでいます。
このように筋膜は全身の筋肉を膜で包み頭から手足の先まで全身を繋いでいるので「第二の骨格」とも呼ばれています。
なので筋肉を正常に動かすには筋膜が柔軟に動かなければなりません。
筋膜の動きが悪くなる原因は長時間同じ姿勢や悪い姿勢での作業を繰り返し行うと体の一部に負担が集中してしまうので筋肉が硬くなります。
それに伴い筋膜も硬くなったり捻れて動きが悪くなるので筋膜に接している皮膚や動きが悪くなった筋膜の近くにある筋肉まで動きが悪くなります。
一部の筋膜の動きが悪くなるとそれに連動して他の部位の動きが悪くなったり、その動きをサポートしようとするので代償動作が生まれてしまい動きが制限される事もあります。
筋膜リリースは動きの悪くなった筋膜の制限を解除することを言います。
筋膜の硬さや捻れがとれると筋肉の動きが正常に戻るので本来備わっている筋力や柔軟性が発揮できるようになります。
筋膜リリースは様々なやり方がありますが、セルフケアで行うにはファームローラーやマッサージボールを使用している方が多いと思います。
ファームローラーやマッサージボールをお尻や背中・肩甲骨周囲の下に入れて痛気持ち良いと感じる位の刺激で少なくとも1分以上の時間をかけてゆっくりとリリースするらしいです。
最初は30秒くらいからスタートして少しづつ時間を伸ばしていきましょう。
マッサージボールなどが硬すぎると強い痛みを感じてしまい筋膜リリース中に力が入ってしまい上手くリリースされないので最初は柔らかめのマッサージボールを使用しましょう。
強すぎる刺激を入れ続けると筋肉や筋膜が硬くなり体に悪影響となるので、あくまでも痛気持ちいい位の刺激で体に力が入らないように行いましょう。
あと痛みがある部分だけを筋膜リリースするのではなくその周囲の筋膜もほぐすことで効果は得られやすいので、まずは痛みが出ている上下の筋膜をリリースしてみてください。
例えば腰痛ならお尻と肩甲骨周り、膝が痛ければ太ももとふくらはぎという形で行いましょう。
余裕がある方は痛みや不調が出ている部分からほぐしてみて、痛みの変化が出るか試してみるのもいいですね。
筋膜リリースを行なって痛みや違和感が減っていれば筋膜リリースされている証拠です。
筋膜リリースとストレッチを合わせて行うのもおすすめです。
アマゾンや100均でもマッサージボールは売っているので外出自粛でひまなかたは是非試してみて下さい!